2019.01.18
冷水機の意外な落とし穴!?
冷水機の水漏れトラブル
スポーツクラブやスイミングスクールに通う会員さんにとって、欠かせないものの一つに冷水機(ウォータークーラー)があります。
運動をすれば当然、汗をかきます、喉も乾きます。それにプールで泳いでも、人は気づかない内に汗をかいて身体から水分が出ていってしまいます。
だからこそ必需品ともいえる冷水機ですが、よくある冷水機のトラブルに水漏れがあります。
水漏れすると、周辺は濡れるし、会員さんにはご迷惑がかかるしと、施設にとっては大きな悩みのタネ。
この水漏れトラブル、機械の不調で内部で詰まりが発生してしまって起こることはもちろんあるんですが、意外と多い原因が施設の会員さんの使い方なんです。
原因は排水量にあり
冷水機にはもちろん、排水の為の排水口がついていますが、実はこれ、そんなにたくさんの水量を処理できないんです。
考えてみれば当たり前なんですが、普通の使い方をすれば、水道とは違って冷水機は出した水をそのまま排水口に流すことはありません。出した水の殆どは飲まれてしまうからです。
なので冷水機の排水処理能力はだいぶ少なく設計されています。
そこに会員さんが水筒の水を入れ替えようとして残っている水を冷水機の排水口に流すとさあ大変!
処理能力以上の水が流れ込むことで詰まりを起こし、水漏れが発生してしまうのです。
なので、直しても直しても水が詰まると感じることがある施設の方は、一度会員さんに使い方を啓蒙するときっと水漏れが起きにくくなると思います。
加藤 真悟